冷え性と便秘で悩んでる人は多いですが、実はこの2つには相関性があるのをご存知ですか。
そこで今回は、冷え性と便秘の関係と、改善する食事についてご紹介します。
腸の毒素と老廃物が原因? 冷え性と便秘の関係

冷え性とは、全身の血液循環が悪くなり、基礎代謝が下がっている状態です。手足の冷えだけではなく、頭痛や肩こり、イライラなどの精神症状を引き起こします。また、内臓の働きも悪くなるため、胃腸の活動も低下して便秘がちになります。
便秘は、腸管の働きが低下して便の排出がうまくできておらず、毒素や老廃物が便として腸内に溜まった状態です。便秘になると身体に様々な不調を引き起こし、冷えやすい体質にもしてしまいます。
もともと冷え性があると、腸内の温度が下がり、善玉菌の活動が低下します。すると、悪玉菌が優位に働く腸内環境になり、ますます便秘がひどくなります。
冷え性の改善が便秘の改善にも繋がり、腸内環境を良くして便秘を解消すれば冷え性にも効果があるのです。
食べ物・食事で冷え性と便秘を改善するには?

根菜類
ゴボウ、人参、大根、生姜などの根菜類は、体の冷えを改善する効果があります。特に生姜には、身体を温める効果もあるため、寝る前に生姜湯を飲んだり、食事に生姜を調味料として取り入れると良いでしょう、緑黄色野菜
ほうれん草、かぼちゃ、人参、ピーマンなどの野菜類は食物繊維が豊富です。食物繊維は、特に便秘の解消には欠かせません。また、冷え性を改善する効果もあります。温野菜や蒸し野菜にして食べると量も取れて身体も温まります。乳酸菌
ヨーグルトなどの乳酸菌を摂ることで、腸内環境を改善して善玉菌の働きを活発化して、便秘を改善する効果が期待できます。乳酸菌はたくさん種類があり、自分の腸内環境によって効果があるもの、効かないものがあります。同じ銘柄のものを2週間くらい続けて、自分の腸内環境に合うものを見つけるようにしましょう。
水分
水分補給をしっかりすることは、冷え性にも便秘にも必要不可欠です。水分を摂ることで、血の巡りを良くして冷え性を改善し、便秘で固くなった便を軟らかくして排出を促します。水分不足になると、腸管から水分が吸収されて、更に便秘がひどくなります。冷たい水よりはお湯を飲むほうが効果的です。
まとめ
冷え性と便秘は、お互いに関係し合っているため、両方ともを改善するように働きかけていきましょう。そのためには、血液循環を良くすること、腸内環境を整えることが大切です。