味がしない味覚障害はストレスや加齢が原因?亜鉛不足や風邪も関係?





高齢者に多く見られると言われている味覚障害ですが、その症状は10代20代の若い世代でも見られるようになってきました。一言に味覚障害と言っても症状はいくつかありますが、大半を占めるのが味を感じなくなる「味覚減退」だと言われています。中には甘いものを苦く感じてしまう症状や何も食べていないにも関わらず味を感じる症状もあります。


ストレス?亜鉛不足?あなたの味覚障害はどれが原因?


ここでは味覚障害の原因を紹介します。まずは一時的なものとして、風邪による鼻づまりやウイルスによって舌の細胞が炎症を起こすこと、舌を火傷することは味覚障害につながります。この場合は細胞や表面の火傷が治ることで味覚障害も治ります。短時間の症状としては歯磨き粉に含まれる合成界面活性剤と呼ばれる物質が細胞を破壊し、一時的に味覚障害を起こすこともあります。この場合は1日の間に回復することがほとんどです。また、味覚をつかさどる脳や神経が傷つくことで味覚に障害が出ることもあります。味覚障害が高齢者に多く見られる原因としては、味の情報を受け取る味蕾(みらい)と呼ばれる感覚受容体が加齢によって減少・萎縮することが考えられます。さらに、心因的なものとしては過度なストレスやうつ病などによって舌の細胞に影響をきたすこともあります。最後に、亜鉛不足も味覚障害の原因の1つだと言われています。このように味覚障害には様々な原因が考えられます。




亜鉛不足を解消しよう。亜鉛の多い食べ物


たくさん挙げられる味覚障害の原因ですが、この中でも1番多いのが亜鉛不足です。味の感覚受容体である味蕾は1ヵ月周期で生まれ変わる器官で、その合成には亜鉛が必要不可欠です。そのため亜鉛不足は味蕾の減少に繋がり、味覚障害を引き起こしてしまいます。

亜鉛の摂取推奨量は成人男性で1日10mg、成人女性で1日8mgとされていますが、現在の日本人は通常の食事だけでは男女ともに平均して1.2mgほど不足しているのが現状だそうです。ここでは対策として、亜鉛が多く含まれる食べ物を紹介します。



亜鉛は動物性食品に多く含まれています。特に豊富に含まれている食べ物の代表は牡蠣です。その他にも魚介類や海藻の中では煮干し・するめにも多く含まれています。肉類では牛肉やレバー、乳製品では水分の少ないチーズに豊富に含まれています。ごまやきな粉、油揚げなどの大豆製品にも亜鉛は含まれているのでオススメです。亜鉛は動物性たんぱく質やビタミンC、乳糖と一緒に摂取することで吸収率があがると言われています。味覚だけでなく、生命を維持するために必要な細胞の分化にも影響を与え、生殖機能や免疫機能を維持するためにも必要な栄養素なので、積極的に摂るようにしましょう。






味蕾は辛いものや味の濃い物を食べすぎることによって破壊されてしまいます。だからと言って、亜鉛の含まれる食べ物ばかりを選んで食べればいいというものではありません。普段の食生活を見直し、バランスのよい食事を心がけることは味覚障害だけでなく健康維持にも繋がります。

また、普段服用している薬の中には亜鉛の吸収を抑制してしまうものもあります。少しでも味覚に異常を感じたら一度病院へ行き、原因の追及や薬の指導を受けることも大切です。

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