セリアック病やグルテン過敏症の原因や症状と食事療法(グルテンフリー)  


小腸に小麦が入ってきたとき、人によっては様々なアレルギー反応を引き起こします。

テニス元世界王者のジョコビッチ選手は小麦に含まれるグルテンが原因のグルテン過敏症に悩まされた時期がありました。同じような病気にセリアック病がありますが、グルテン過敏症とは何が違うのでしょうか?ここでは2つの病気の違いや、グルテンフリーと言われる食事療法について紹介します。

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セリアック病やグルテン過敏症の原因と症状


セリアック病は、小麦に含まれるグルテンに反応して自己免疫が小腸を損傷してしまうのが原因です。一方のグルテン過敏症は、グルテンの中に含まれるクリアジンという成分に過剰反応し、グルテンを消化・分解できなくなります。このように、グルテン過敏症は酵素の不足や欠如による消化異常が原因なので、セリアック病とははっきりと区別されています。セリアック病は小腸を損傷するのが特徴のため、慢性の下痢や便秘、腹痛など様々な胃腸の不調が現れます。また、慢性疲労や体重減少、貧血、骨粗しょう症などの症状も現れる場合もありますが、症状には個人差あるためセリアック病と気づかない軽いケースの方もいます。



グルテン過敏症は、免疫系統が人の組織に攻撃を加えるのではなく食中毒の感染症にかかったときのような症状です。下痢や便秘などの消化器のトラブルや、胸や背中にボツボツが出たり、めまいや頭痛、集中力の欠如などが現れます。しかし、多くの人が何となく体調が優れないと感じる程度で終わってしまいます。病院で受診してもセリアック病のように診断法がないため、はっきりとした診断名が出ないことが多々あります。しかし、気づかないまま進行すると少しずつ症状が悪化し、気づいた頃には重い自覚症状に悩まされることになるのです。



グルテン過敏症を確認する方法としては食事からグルテンを100%除くことです。およそ3~4週間除いて、その後再びグルテンを食事に入れてみて体調を比較します。除いている期間に明らかに体調が良ければグルテン過敏症が疑われます。この検査法はグルテンのチャレンジテストといいます。

セリアック病やグルテン過敏症の食事療法ってどんなの?(グルテンフリー)


セリアック病やグルテン過敏症を改善する唯一の方法は、グルテンを摂らないことです。そのようにグルテンを一切含まない食事をグルテンフリーといいます。グルテンは、ラーメン、パスタ、うどんなどの麺類、パン類や菓子類、ビールなどの麦芽飲料にも含まれていますが、それらグルテンを含む食品を意識して摂らないようにします。最近では、身近なお店にもグルテンフリーのメニューがあったりしますし、パスタであけば米粉を使っていれば大丈夫です。また、グルテンフリーには米や肉、魚介類、野菜、果物、乳製品、豆乳、日本酒、焼酎など多くの食品があるので、慣れることであまり苦にすることなくグルテンフリーを達成することができます。



実際にグルテンフリーに取り組んだ方は、セリアック病やグルテン過敏症の症状が緩和され、特に慢性的な疲労感の減少を感じています。また、胸やけや胸の不快感がなくなり、よく眠れて目覚めも良くなったなど睡眠の質が改善した方など、グルテンフリーによって辛い症状から開放されている方が多くいます。さらに、グルテンを除いた食事にはダイエット効果も期待できるのです。グルテンに含まれるクリアジンには食欲を促進する働きがあり、グルテンフリーによってクリアジンの摂取を抑えることができます。ビールも飲めなくなりますし、麺類やパン類などの糖質を抜くことになるので、体の調子か良くなりなおかつダイエットもできるかもしれません。



3.まとめ

日本においてもセリアック病やグルテン過敏症に罹患している方は、約1,000万人いると推定されています。今後、さらに増えていくと考えられており、症状が現れないときからグルテンフリーを実践することが推奨されています。そのためにも、これらの病気を正しく理解していくことが大切になります。

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