セリアック病の患者数は日本でどのくらい?診断と検査、治療方法について    




アメリカではここ数年、食品を購入する際に表示をチェックする人が増えています。なぜだと思いますか?それは食品に含まれるアレルギー成分を確認しているのです。中でも小麦やライ麦に含まれるたんぱく質の一種であるグルテンによるアレルギー疾患が年々増えているのです。その病気は、聞き慣れない病気ですがセリアック病といい、日本でも増えています。ここでは、セリアック病について詳しく紹介します。

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日本では少ない?セリアック病の患者数と診断と検査について


小麦のパンや麺類など小麦食品は昔から私たちの日々の食料となっています。つい最近までは小麦に関する健康被害は幼児のセリアック病でしたが、今では成人にも発症するようになりました。


セリアック病とは?

私たちの体に小麦入ってきたとき、強いアレルギー反応を起こす場合があります。これは消化器官の小腸が小麦を敵と思い込み、自己免疫機能が暴走してしまうために起こります。自分の意思ではコントロールできない状態になり、そのような小麦アレルギー症状をセリアック病といいます。これは、家族にセリアック病の病歴があるとリスクが高まる遺伝性の疾患です。セリアック病は小腸を損傷するのが特徴のため、慢性の下痢や便秘、腹痛、消化管の痛みなど、様々な胃腸の不調が現れます。また、慢性疲労や体重減少、貧血、骨粗しょう症、不妊などの症状も現れます。ただし、症状には個人差や軽重があるためセリアック病と気づかない軽いケースの人もいます。


セリアック病の患者数

以前はそれほどの患者数は確認されていなかったのですが、欧米食の浸透によって日本においても有病率が高まっています。セリアック病の患者数は、人口に対して0.6%~1.0%

程度、約100万人と考えられています。セリアック病より多少、症状の軽いグルテン過敏症を含めると1,000万人と予想されています。ところが有病者の大部分の人は診断を受けていないため原因不明の症状に悩まされているようです。アメリカの専門機関が行った調査によると、アメリカでは100人に1人がセリアック病という報告がされています。


セリアック病の診断と検査

セリアック病はグルテンに対する免疫の反応を調べるために血液検査を行います。ただし、血液検査だけで判定することはできないので、抗体の検査や消化呼吸器官の検査などさまざまな検査も行われます。また、家族などの病歴も確認し、確定診断のために小腸の組織を内視鏡で採取して行う生検が必要になります。

セリアック病の治療はどんなことをするの?




セリアック病の治療は、毎日の食事でグルテンを摂らないことです。そのことで小腸の負担が軽減し必要な栄養素を吸収できるようになります。ただし、グルテンはパンやパスタうどんなど様々な食品に含まれているのでまったく摂らないというのは難しいことです。

そのため、グルテンを含まない食品や注意すべき食品を把握し、医師などの専門家の指導を受けながら正しい食事療法が必要になります。まだ未解明の部分が多い病気ですが、グルテンを摂らないことが基本になります。食事以外でもスキンケアやシャンプーなどにもグルテンが含まれているので注意が必要です。

また、小腸が不調のためにビタミンやミネラルなどの栄養素が摂れない場合があるので、サプリメントで栄養補給することも必要になります。


まとめ

花粉症も自己免疫が暴走して、花粉を外に追い出そうと鼻水や涙を出して止まらなくなります。セリアック病も同じで自分の意志ではコントロールすることができないのです。自己免疫の活動を食い止めることができないのが、自己免疫疾患のセリアック病です。とにかく、グルテンを含んでいる食品を一切食べないことが大切です。

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